学会長挨拶
第22回日本臨床脳神経外科学会
学会長 土井 章弘
(公益財団法人 操風会 岡山旭東病院 院長)
この度、2019年7月20日(土)・21日(日)の2日間、岡山コンベンションセンター、及びANAクラウンプラザホテルにおきまして、第22回日本臨床脳神経外科学会を開催させていただくこととなりました。
本学会のメインテーマを「地域包括ケアシステムの中での脳神経外科と多職種・他診療科との協業~心をひとつに~」とさせていただきました。脳神経外科の専門医を始め、他診療科の医師、コメディカルスタッフ、事務職等が一堂に会して、これからの超高齢社会における脳神経領域を中心とした地域医療のあり方と社会貢献について討論できれば幸いです。今や多職種での協業やチーム医療は定着しておりますが、脳神経外科と神経内科はもちろん、整形外科、リハビリテーション科、精神科、放射線科等各診療科の枠を超えた協業が求められています。教育講演、シンポジウム、ランチョンセミナーを通してこれからの地域包括ケアシステムの中で、其々の枠を越え、心をひとつに協業していける道筋を見出せる学会になることを期待しております。
また、本学会を通して「心とは何か」についても追及していきたいと思います。医療における「心」の大切さについて異論をはさむ人はいないと思いますが、本学会では、埼玉医科大学脳神経外科名誉教授 浅野孝雄先生の基調講演や、元黒住教主 黒住宗晴氏の日本の神道から見た心のあり方などのご講演を通して、日本人の「心や文化」についても考えていきたいと思っております。
21日(日)午後には、市民公開講座として学会員・一般市民へ心豊かに健康に過して頂けるメッセージを、著明な講師をお招きして発信させていただく予定です。
スタッフが「心をひとつ」に準備を進めています。多くの皆様のご参加をお待ちしています。